タクシーメーターのこと

走蔵の車に装着されているタクシーメーターについて紹介します

 介護タクシー走蔵の車には、タクシーメーターがついています。これは普通の
 タクシーのものと同じです。お客様にとっては、画面に表示される料金しか
 興味はないと思いますが、雑学としてタクシーメーターのあれこれを紹介し
 てみましょう。


 メーター本体

 走蔵の車についているタクシーメーターはニシベと
 いうタクシーメーター専門メーカーのものです。
 右手にある押しボタンは上から「空車」「実車」
 「支払」ボタンです。
 画面下に並んでいるボタンは画面に表示される内容
 によって機能が変わるソフトキーです。
 本体の両側下についている針金のようなものは、年
 に1度の検定を受けた時に付けられる封印です。



 プリンター

 メーターと同時に購入したのが、領収書などを発行
 するサーマルプリンタです。これはS−16型専用
 のもので取付工賃込みで4万2千円でした。
 このプリンタはレシート以外に、一日の日計表や営
 業明細などの印刷にも使用します。






 表示(空車時)

 お客様を乗せずに走っている状態を「空車」といい
 ます。メーターを何も操作していない、いわゆる初
 期状態です。画面は左のようになっています。日付
 と現在時刻が大きく表示されています。







 表示(賃走時)

 「賃走」というのはお客様を乗せて走っている状態
 を言います。賃走開始時に右の「実車ボタン」を押
 します。これでメーターは「距離時間併用制」で作
 動し始めます。つまり通常走行中は「走行距離によ
 る積算」をしますが、信号待ちや渋滞などで車速が
 時速10km以下になると自動的に「時間による積
 算」に切替わります。




 表示(支払時)

 目的地に到着したら「支払」ボタンを押します。す
 ると積算がロックされ、画面下にソフトキーの「障
 割」と「精算」が表示されます。








 表示(障害者割引)

 お客様が障害者手帳等をお持ちの場合には「障割」
 のソフトキーを押します。すると、左のように障害
 者割引モードになり、割引額が表示されます。
 画面の例では、運賃が640円で、障害者割引額が
 70円となっています。






 表示(精算時)

 運賃料金が確定したら「精算」のソフトキーを押し
 ます。左の画面のように最終的な運賃料金が表示さ
 れます。
 画面の例では640円から障害者割引額70円を差
 し引いた570円が表示されています。
 右下の「発行」ソフトキーを押すと、プリンタから
 領収書(レシート)が印字されます。
 最後に「空車ボタン」を押せば、メーターは初期画
 面に戻ります。



★知っておくと便利な表示

 賃走中、画面の左上に写真のような点々が表示され
 ます。これは、積算状態の目安です。積算が進むご
 とにこの点が消えていきます。そして、5個目が消
 えると同時に運賃が90円上がります。
 
 左下にある時計のマークは、車が時速10km以下
 になると表示され、このマークが表示されている間
 は「時間制」で積算されます。
 お客様の都合で「待機」している場合にも、この機
 能によって積算されることになります。